「おっさん時計」は最近になって機械式時計の魅力に突然目覚めてしまったおっさんが次なる一本を購入するために必要な知識を深めていくことを目標とした連載です。【毎週水曜日に更新】
ふと、いつも着ているパーカーの袖口を見ると左のリブが少々広がっているのに気が付く。
思い当たるのは時計の存在です。
いつも着けているのはダイバーズウォッチで、デカ厚と呼ばれるゴッツイ時計の仲間に属していて、存在感はバッチリの時計です。
しかし、その厚さ故に服によっては袖口で引っかかったり、リブが伸びてしまったりしてしまうのが悩みの種だったりしているのです。
そこで今回は「時計の厚みについて考えてみる」です。
一般的にドレスウォッチと呼ばれる時計は10mm前後の厚みが多く、ワイシャツの袖口に綺麗に収まるサイズに作られています。
しかし、デカ厚ブームの火付け役になったパネライを筆頭に存在感ある時計もいまだ人気を博しています。
パネライは元々軍用の時計を作るようなメーカーで、頑丈なダイバーズウォッチを作っています。頑丈さや多機能であることは魅力ですが、引き換えに大きさや重さというネガティブ一面も持ちます。
一方、ブルガリのオクトのようにとにかく薄く造ることに心血を注ぐ時計もありその薄さは5.5mmと圧巻です。また、ラグジュアリースポーツとして有名なオーディマピゲのロイヤルオークなどはスポーティーなデザインですが、10.4mmと非常に薄くエレガントに身に着けることができます。ただしブルガリのオクトは3気圧防水、ロイヤルオークは5気圧防水と防水機能は一般的な性能だったりします。
一方、300m防水や600m防水のダイバーズウォッチだとハイスペックではあるものの15mm以上の厚みがあります。
結局は、薄い時計で袖口に時計を収めつつさり気なく見せるのも、デカ厚の時計でこれ見よがしの見せるのもどちらもありだと思います。
世の中には時計に合わせて、シャツの袖口を作り直す人もいるそうで時計が好きなら時計に合わせて服を着たほうが幸せになれるという事でしょう。
次回、「ばね棒外しにチャレンジ」です・・・お楽しみに。
byしんた