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おっさん時計 #2 「パワーリザーブ➀」

「おっさんは腕時計がもう一本欲しい」は最近になって機械式時計の魅力に突然目覚めてしまったおっさんが次なる一本を購入するために必要な知識を深めていくことを目標とした連載です。【毎週水曜日更新】

機械式時計の動力はゼンマイです。ゼンマイを巻き切った状態から止まるまでの時間を「パワーリザーブ」と呼び、標準的な時間は38時間~72時間位。時計に組み込まれている機械(キャリバー)の種類によって違いがあります。

中には5日間(120時間)や10日間(240時間)動き続きけるモデルや、驚くことに31日間(744時間)も動く時計もあります。ゼンマイだけでそんなに動き続けるなんて凄いですね。

一般的には3日間(72時間)以上動く時計を「ロングパワーリザーブ」と呼ぶそうで、ビジネスマンが金曜外した時計が月曜の朝まで動いている。そんな使い方を実現するために3日間以上が必要になるそうです。確かに便利だなぁ。

機械式時計は一度止まってしまうと時刻合わせのために手動で針を動かさなきゃならない。当たり前のことだけど、機械式時計は操作方法を間違うと壊れてしまうとよく聞くし、余計に針を動かせば内部の機械が摩耗するのではないかと心配で、心配で。それと面倒くさくなってしまうかも。

だったら、パワーリザーブの長い時計を選べば時刻合わせをする機会が少なくなり安心だなーと思い調べると、一部を除きパワーリザーブは長くなれば長くなるほど価格は高くなる。まぁ、当たり前か。

なんというジレンマ!

私が所有する「オメガ シーマスター ダイバー300M」のパワーリザーブは55時間。

55時間だと2日と7時間。使用して数ヶ月経つが、やっぱり止まるし、そのたびに時刻合わせもしなければならない。

ただ、当初心配していた不便さや面倒くささは思っていたほどなかった。これは私のつかいかたの問題かもしれないけど、とにかく不便に感じていない。

次回は実際の使用状況とパワーリザーブについてです・・・お楽しみに。

by しんた

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