「おっさんは腕時計がもう一本欲しい」は最近になって機械式時計の魅力に突然目覚めてしまったおっさんが次なる一本を購入するために必要な知識を深めていくことを目標とした連載です。【毎週水曜日に更新】
「気になる時計④」はロレックスです。
腕時計の事を詳しく知らない人でも「ロレックス」の名前は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
おそらく、テレビや雑誌などで高級時計の話題が出るたびに「ロレックス」の名前が上がっていたからなのかもしれません。
まだ、腕時計にそれほど興味がなかったころ・・・この世の中に“機械式”の時計がある事すら知らなかった頃の自分でさえ何故か高級時計といえばロレックスという認識がありました。
勿論、ロレックスはハイブランドの高級腕時計であり、ロレックスだけが特集される時計の書籍が多数販売されています(近々にも販売されていました)キングオブ腕時計と言っても過言ではない人気と実力があります。
でも、世界三大腕時計ブランドといえばパテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲであり、5大ブランドだと、ブレゲ、ランゲ&ゾーネが加わりロレックスの名前は出てきません。
価格帯だけならば、ロレックスが展開するコレクションよりも高価なアイテムを用意するブランドは多数存在します。
価格が高い理由が宝飾品(金とかダイヤモンドとか)付いている場合もありますが、多くの場合は特徴的な機構によって値段が高くなっています。
ロレックスの展開する価格帯は宝飾品や金やプラチナといった素材によって値段が高くなっているのを除けば50万円代~200万円代での購入が可能です・・・定価ならば・・・。
世界三大腕時計ブランドを含めロレックスより高い価格帯のアイテムを出しているブランドは100万円代からが当たり前で、価格が浮世離れしています。欲しいけど。
そんな中でもロレックスが高く評価されているのは、実用時計として作りこまれてきたという歴史に由来するところがあります。
ロレックスの3大発明と呼ばれている「オイスターケース」「パーペチュアル」「デイジャスト」があります。
「オイスターケース」…防水機能
「パーペチュアル」…自動巻(全回転式ローター式の自動巻機構)
「デイジャスト」…日付の表示が0時付近で切り替わる
今ではどのブランドの機械式時計でも当たり前のように備わっている機構を独自に開発した功績は偉大な業績として高く評価されています。
海で山で空で、様々な過酷な状況でも使用できる時計を作り、それぞれのプロフェッショナルからも高く評価されています。
質実剛健の時計は大好きです。
これだけ高いネームバリューの時計も珍しく、所有欲を満たしてくれる時計です。あぁ自慢したい。
よしっ。ロレックスを買おう!もう、がまんできねぇ~。
通帳とにらめっこしつつ、ロレックス正規店へダッシュ。
すいませーん。ロレックスくださーい。店員「ありませーん」
・・・そう、ロレックスを手に入れるのには数々のハードルが待ち受けているのです。
次回に続く。
byしんた