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おっさん時計 #17 「1個買うか、10個買うか」

「おっさんは腕時計がもう一本欲しい」は最近になって機械式時計の魅力に突然目覚めてしまったおっさんが次なる一本を購入するために必要な知識を深めていくことを目標とした連載です。【毎週水曜日に更新】

ここに、どうぞ自由に使ってくださいと現金100万円が置いてあります。(あったと仮定します・・・あったら嬉しいけど)この100万円で好きな時計を買っていいと言われたらあなただったら何を買いますか。

時計を買わずに他の事に使うって・・・。それはダメです。それでは話が終わっちゃうので。

まず考えるのが、ドーンと100万円の高級腕時計を1点購入するのか、あるいは10万円の時計を10点購入する・・・つまり複数点購入するのかです。この場合、消費税とか考えていません。仮定の話なので(笑)

機械式時計に話を限れば、入門(ビギナー)向けの時計の価格が数万円~10万円代。ミドルレンジと呼ばれるモデルだと20万円代~40万円代。ハイブランドになると50万円代~。というイメージがあります。

実用性や、自分に似合うかも重要なことですが、コレクションとして考えると、あれも欲しい、これも欲しいと、際限がありません。

腕時計の種類は非常に多く、毎年新しいモデルも発表されていて、メタルバンドの時計が欲しくなったり、革バンドのドレスウォッチが欲しくなったり、ごついデカ厚の時計が欲しくなったり、オープンワークやオープンハートの時計が欲しかったり。

ブランドごとにも歴史と特徴があるので、それぞれのブランドの代表的なモデルを全て買いたいくらいです。グランドセイコーのスプリングドライブや、ゼニスのエルプリメロ、100万円の予算じゃ買えないけど、パテックフィリップのカラトラバやノーチラス、ヴァシュロンコンスタンタンのフィフティーシックスやオーヴァーシーズ、オーデマピゲのロイヤルオークやCODE11.59バイオーディマピゲとか・・・欲しい。

あー、ロレックスも一本は持っていたい、別に1本じゃなくて何本でもいいのだけれど。

人の欲望とは恐ろしいものです(「自分の欲望」の間違いですね)

話を戻しますが、色々な種類の時計を所有したい欲求は常にあるので10万円で10種類の時計を所有する選択もあります。10万円は機械式時計として入門(ビギナー)向けと区分していますが、多くの人からすれば10万円の腕時計は非常に高価な腕時計と認識されるものだと思います。
コレクションを増やして色々な時計を楽しむのも一興です。

ただ、何十年、あるいは100年以上かけて織なされた、細部に対する作り込みや、こだわり、技術の積み重ねが今日の高級機械式時計を作り上げているのだと思うと、例外はあるにしても、値段の高さはそれなりの仕事に比例しているものだと想像します。まぁ、値段というのはあってないようなもので特に高価になればなるほどちゃんと見極める目を必要とするのかもしれませんが。それでも、きっと所有欲を満足させてくれることでしょう。

よしっ、決めた!

100万円で100万円の時計を買うぞー!

ん、・・・あれ、ところで、100万円はどこにあるんだっけ。

次回、「奇抜な色はいかが」です・・・お楽しみに。

byしんた

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