「おっさんは腕時計がもう一本欲しい」は最近になって機械式時計の魅力に突然目覚めてしまったおっさんが次なる一本を購入するために必要な知識を深めていくことを目標とした連載です。【毎週水曜日に更新】
車ならば「東京モーターショー」や「フランクフルトモーターショー」、ゲームならば「東京ゲームショウ」や「E3」など世界的な見本市が行われていますが、時計の見本市といえば、「SIHH」と「バーゼルワールド」です。
今年も「SIHH」が1月に「バーゼルワールド」3月に行われ、各ブランドから今年発売される新作の発表があり、時計欲しいおっさんとしては物欲全開で品定めをしていました。
ただ残念な事に今年から最大の時計グループである「スウォッチグループ」がバーゼルワールドから撤退してしまい、期待していたオメガの新作発表ありませんでした。(オメガはスウォッチグループです)
撤退理由については様々な記事で語りつくされていますが、後ろ向きの撤退というよりは現状の見本市のあり方に対する提言や、従来とは違ったエンドユーザとの繋がり方を模索した結果(見本市ではなくネット等をより活用してく)なんだとか。
でも、オメガの新作を!今年発売されるラインナップを早く知りたいぃぃぃぃぃっ!
今年に入ってオメガも記念モデルや、素材違いのモデルなど何点か小出しに発表していますが、この記事を書いている時点では大々的に「今年はこれが出るぜぇ」てな感じ発表がまだありません。
ここで今回の主題である「気になる時計➀」ですが、ズバリ「オメガ」です。
オメガの魅力は様々ありますが、2つピックアップします。
➀「コーアクシャル脱進機」
機械式時計は内部がゼンマイとバネと歯車が噛合って動いているので摩擦で金属が摩耗していきます。なので、定期的にオーバーホールが必要になってきます。一般的には4~5年に一度行う必要あるのですが、オメガのコーアクシャル脱進機はこの摩擦を少なくすることで8~10年と期間が長くなるのです。オーバーホールは結構お金がかかりますからこれは重要な問題です。
②「耐磁性能」
時計の大敵は磁力です。金属の塊である時計は磁力を帯びてしまうと正しく動かなくなってしまいます。とは言っても現代社会において磁力から逃れて暮らすことはほぼ不可能でしょう。オメガの「マスタークロノメーター」を取得しているモデルは15000ガウスの磁力に耐えるそうです。15000ガウスってなんだってなりますよね。その耐磁性能は医療検査で使用するMRIに入れても問題ないそうです・・・まぁ、それがどれぐらい凄いのかイマイチよくわかっていませんが(たぶんものすごいんだと思う)、とにかく日常生活においては磁気を気にせず使えるってことです。でもこれって大事ですよね。オメガは耐磁性能を謳っている他ブランドに対して結構ぶっちぎりの性能をしています。
こうした基本性能の良さは相当魅力的でオメガが好きな理由でもあります。
それだけに今年の新作を一気に発表してほしい。
小出しに発表するのもいいけど、他にも魅力的な時計があるのでオメガ以外を買ってしまいそうだし、オメガが気になりすぎて今年の新しいモデルがはっきりわかるまで他のブランドの時計は買えそうもないし・・・あぁぁぁハッキリしてくれぇ。
お願いします。
次回も「気になる時計②」です・・・お楽しみに。
byしんた