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おっさん時計 #21 「ハイブランド」

「おっさんは腕時計がもう一本欲しい」は最近になって機械式時計の魅力に突然目覚めてしまったおっさんが次なる一本を購入するために必要な知識を深めていくことを目標とした連載です。【毎週水曜日に更新】

「ハイブランド」のお話。

買えるのならハイブランドの商品が欲しいと思う今日この頃です。

これ見よがしにブランド物を身に着けるとやっかみの対象になりそうですが、全身ブランド物にする経済力は無いので大丈夫(・・・大丈夫じゃなくてもいいから経済力は欲しいなぁ)

ブランド=高価というのは少し語弊があると思いますが、特に高価な商品を取り扱っている場合は「ハイブランド」と呼ばれ差別化されています。

特にファッション業界でよく聞かれる言葉ですが、腕時計界隈でも「ハイブランド」はよく聞くワードです。

腕時計はステータスとして身に着ける側面も大いにあると思っているので、下世話な話になりますが、「俺はいい時計してるぜ」とか「あいつの時計ヤベェ時計だな」とか他人と比べたり、他人の評価を気にしたりしちゃいます。相変わらずのちっちゃい人間なので。

時計の価値は色々あると思いますし、歴史や作り手のこだわりは単純な価格に現れるものではないと思いますが、平たく言うと「値段が高い時計は凄い」それと「手に入りにくい時計も凄い」というのが分りやすい優劣のつけ方だと思います。

優劣をつける必要なんて全くないのですが、なんというか思わずつけちゃうんです。

「ハイブランド」の中でも兎に角、評価が高いのがロレックスです。

ロレックスは価格も高く、入手も困難な時計なのでヤベェ時計ってことになります。ロレックスのデザインが嫌いでなければ、持っていて満足、他人からの評価も最高という事です。

ハイブランドの中でもハイブランドのパテックフィリプも同様に高価で入手が困難であり長らく高い評価を得ているブランドです。

それじゃ、安いブランドはケチがついて、高いハイブランドは高評価なのかといえば、実は必ずしもそうとはいえず、ここでは具体的な名前は出しませんが、一般的に「ハイブランド」と呼ばれるようなメーカーでも、あれがダメだ、これがダメだと色々言われていて、もろ手を上げて、みんながイイねというブランドは極めて稀な存在です。

中には貧乏人が買う時計と揶揄されてしまう「ハイブランド」の時計もあったりします。これについても本当に貧乏人が買うというよりは、歴史的背景だとか、現在の販売状況だとか、ファン同士のちょっとしたハイレベルなコミュニケーションなどによって生まれた例え話だと想像します。揶揄されている時計も何十万もするわけですから、普通の感覚であれば十分高価な時計です。

でもまぁ、他人の目はホドホドに気にして、自分が好きな時計を選べていけたら一番幸せだと自らに言い聞かせ・・・うーむ、悟りの境地にならないといけないなぁ。

次回、「正規店か並行輸入店か・・・」・・・お楽しみに。

byしんた

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