「おっさんは腕時計がもう一本欲しい」は最近になって機械式時計の魅力に突然目覚めてしまったおっさんが次なる一本を購入するために必要な知識を深めていくことを目標とした連載です。【毎週水曜日に更新】
令和元年おめでとうございます。
新しい年号と共におっさん時計も邁進していく所存でございます。
新元号初のお題は「バンド」です。なんの関係もありませんが(笑)
時計は時間を知る道具である一方、アクセサリーとしても重要な役割があると思います。
男性がアクセサリーを身に着ける場合は2~3点をさりげなく着けたいところで、そんな時にまずは時計です。
時計であれば実用的な道具として着けていてもおかしくないし、さり気無いオシャレとして楽しめますね。
で、今回はバンドに注目してみます。
バンドに使用されている素材にはいくつか種類があります。
まず、「樹脂バンド」です。使われている素材はシリコーンやウレタン等ありますが、平たく言うとゴムです。
次に「革バンド」です。合皮素材もありますが、もちろん本革のバンドも多数あります。
代表的なものの最後として「メタルバンド」です。金属のバンドでこれも多様な素材があり、ステンレスやチタン、高級な時計であれば、金やプラチナ使用しているモデルもあります。
素材によってスポーティな場面や、カジュアルな場面、フォーマルな場面と使分けが出来ると思います。まぁ、沢山時計を持っていればの話ですがね。
この一本さえあればどんなファッションでも、どんな場面でもOK。っていう時計があれば良いのですが、何事も万能なものはないんです。試行錯誤して色々熟考して考えて妥協して一本の時計を見つけていく・・・でも結局、次々と欲しくなってしまう。これはもぅしょーがない!
で、それぞれのバンドの特徴ですが・・・
まず、色を楽しみたいなら「樹脂バンド」がいいでしょう。とにかく色々な種類のカラーがありますから、様々なファッショに合わせられる良さがあります。ただし、「メタルバンド」や「革バンド」に比べて高級感で劣ってしまう感は否めません。
フォーマルで攻めるなら「革バンド」が良いでしょう。ビジネスシーンでも冠婚葬祭でもオールOK。又、革の質感、使うほど馴染んでくる様子はほかの素材では味わえない醍醐味です。色合いについては黒系、青系、茶系が多く、カラフルな色合いは少なめです。
最後に「メタルバンド」です。以前の高級時計ブランドはフォーマルな場面では「革」、スポーティな場面では「メタル」を使用することが多かったのですが、近年「スポラグ(スポーツラグジュアリーの略)」という流れがあり、革バンドの時計同様にメタルバンドもフォーマル場面でも活躍できるそんなデザインが多数あります。もちろん革バンドに比べると、ケース(本体)含めてすべて金属なので、ゴツくなるし、重くもなります(←チタンなど素材によってはかなり軽い時計もありますが)
時計を選ぶ際には素材、色、質感も含めて選ぶと楽しみの幅がより広がります。
次回は「バンド」の機能的な話について・・・お楽しみに。
byしんた