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おっさん時計 #16 「気になる時計⑤IWC」

「おっさんは腕時計がもう一本欲しい」は最近になって機械式時計の魅力に突然目覚めてしまったおっさんが次なる一本を購入するために必要な知識を深めていくことを目標とした連載です。【毎週水曜日に更新】

今回の気になる時計⑤はIWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)です。

昨年時計を購入する際に候補に挙がっていたひとつに「パイロットウォッチ」がありました。

パイロットウォッチとは飛行機の操縦士が時間を見るのに最適なデザインが施されている時計で、視認性、操作性を重視して作られています。

パイロットウォッチは様々なブランドで作られていますが、IWCも有名なパイロットウォッチをコレクションに持っています。

先ず、パイロットウォッチの良いところ

時刻が見やすく、機能的なデザイン!

アナログ時計の文字盤には時刻を示す目印“インデックス”があり、幾つかデザインがあるのですが、1時の場所には「1」、2時の場所には「2」とパイロットウォッチはアラビア数字(算用数字)のインデックスが配置されています。とても見やすいし、デザインとしてもカッコいい。

例えると学校の校舎にある時計の様な感じ・・・あまりいい例えではないかなぁ。

複雑な機構を備えたパイロットウォッチもありますが、3針モデル(時針、分針、秒針のみの時計)は正にシンプルイズベスト。

IWCのパイロットウォッチは1930年代中期に民間航空会社向けに製作され、丈夫で、温度差にも強く、耐磁性を備える時計でした。1949年には当時のイギリス政府の要請でイギリス軍のパイロット向けに特別な時計を開発。それが「マーク11」で実際に軍に支給されたそうです。

その「マーク11」の現代版が「マークⅩⅤⅢ(18)」というモデルになり、派生モデルも多くあります。

2019年のSIHHではパイロットウォッチシリーズの新作が発表されました。目玉の一つに自社製の新しい機械(キャリバー)が搭載され、ロングパワーリザーブになるなど進化していることです。これはかなり良いニュースでした。

最後に、悪い点を・・・。

パイロットウォッチの良さはシンプルなところなのですが、それ故に高級感があまりないように感じてしまいます。勿論、細部にわたる作りこみや、丁寧な仕上げがされているので、決してチープではないのですが。

手ごろな値段で手に入る時計には、高級時計のデザインにインスパイアされているものが多く、例に漏れずパイロットウォッチのデザインをインスパイアした時計も世の中に数多くあります。特にパイロットウォッチはもともとシンプルなデザインなのでよく似ているものが多い印象です・・・高級時計と比べて質感は全然違うんですが。

勿論、IWCのパイロットウォッチは性能も素材感も安価な時計と比べて全く違います。ただ、欲を言えばパッと見てわかる高級感が欲しいなーと思ってしまいす。しかし、ミリタリーテイストの時計なのでギラギラしてもしょうがないので、悩みどころです。

でも、カッコいいのは間違いない。いいんだ自分がカッコいいと思えば!

そんな風に自分に言い聞かせている今日この頃です。なぜなら今年も購入の候補だから(笑)

次回は「1個買うか、10個買うか」です・・・お楽しみ。

byしんた

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