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おっさん時計 #49「時計業界にも新型コロナウイルスの影響が」

「おっさん時計」は最近になって機械式時計の魅力に突然目覚めてしまったおっさんが次なる一本を購入するために必要な知識を深めていくことを目標とした連載です。【毎週水曜日に更新】

連日報道されている新型コロナウイルスの情報に戦々恐々とした日々をおくっている今日この頃ですが、ご存知の通り世界中に感染拡大し、様々な企業活動やイベントに影響が出ています。

そんな中、時計業界にも大きい影響が出てきました。

今回は「時計業界にも新型コロナウイルスの影響が」です。

春先に行なわれる時計業界のイベントといえばSIHHとバーゼルワールドですが、昨年のイベントからスオッチグループは不参加となり独自のイベント「Time To Move」を開催しています。

今年も新作発表イベントである「Time To Move」を2月末~3月初旬にスイスのチューリッヒで開催する予定でしたが新型コロナウイルスによる感染拡大と健康への影響を考慮し中止することが決定したそうです。

このイベントに出展を予定していたのは、ブレゲ、ハリー・ウィンストン、ブランパン、グラスヒュッテ・オリジナル、ジャケ・ドロー、オメガの6ブランドになります。

正式発表は無いそうですが、今年は大々的なイベントをせずに地域ごとに小さなイベントをブランドごとに行ない新作発表をしていくそうです。

過去に起きた出来事で、2003年SARSが流行した年にWHOが警告発令するなかバーゼルワールドは開催が決定し様々準備が執り行われたそうです。ところが開催2日前にスイス連邦保健局が主催者に、香港、中国、シンガポール、ベトナムの関連時計企業による展示中止を命令し、関係者が足止めされる事態となったとか。

当時、訴訟問題にまで発展したことを踏まえて今回は先手をうって開催を早々と中止としたのかもしれないと考察する人もいます。

いずれにしても新作発表が先送りになってしまいましたが、近く何かしらの形で情報が入って来ることを願っています。

byしんた

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