今週は「笑点」についてやります、小栗旬筋太郎です。
先週も話しましたが、上京してお笑いライブばっかり行ってて、最初はルミネtheよしもととか事務所がやってるちゃんとしたライブ行ってたんですが、
徐々に芸人さんが主宰してるライブとか行くようになって、
その後過激なネタとかへんぴな場所でやるライブに行くようになり、
それで行き着いた先が落語(寄席)でした。7年くらい前です。
人の家のリビングで花火をやるようなお笑いライブでしか笑えなくなってしまっていた僕が、寄席で色物さんがやってる漫才を見て、完全にルーティンというか、表情一つ変えずに毎日同じネタやってるんだろうな、みたいな裏の笑いにハマってしまったのは必然だったのかも知れません。
とはいえ、そこから寄席のメインである落語にもどっぷりハマっていったのですが、
そんな事を経験してから見る「笑点」は今まで見てきた笑点と全く景色が違いました。
落語を知る前より段違いに面白かったんです。
十代の頃とかって真心ブラザーズの「拝啓、ジョンレノン」的な、お笑いが好き過ぎるが故に盲目になってしまい、昔からある伝統的な笑いをつまらないと言いがちなんですけど、
色んなものを見てきた結果一周したのか(半周?)、笑点が、突然面白くなってきたんですよね。
急に話変わりますが、大喜利の前の演芸コーナーでグループ魂が出た時の事、はっきりと覚えてますね。
家族で見てて恥ずかしくなっちゃって体があつ~くなる、このコラムではお馴染み「フレンドパークのフランキー為谷状態」だった記憶あります。
あと、落語を好きになってから笑点見ると、「真打披露口上」が楽しみになるんですよ。たまにやりますよね?袴着て笑点メンバーと新真打が座ってるやつ。
あれやる日は漫才とか手品とかの色物さんのコーナー潰れるからハズレ、みたいな気持ちになる人多いと思いますけど、落語ファンからすると普段寄席に出てる人がテレビで見れてちょっと嬉しいんですよね。
でもその時の司会の人が「普段のお披露目では新真打は皆さんに挨拶をしませんが、そこは笑点流」って言ってコーナーの間ずっと頭を下げてる新真打に特別に話をさせるんですけど、
それ毎回必ずやるから司会がアドリブっぽくそのセリフ言うのちょっと嫌なんですよね。・・・滅茶苦茶どうでも良い話ですが。
さて、続いては大喜利のコーナーです。
この世界の他にあると言われている、もう一つの世界で行われているであろう笑点を考えたので発表させて下さい。
・出演者が左から「昇太・羽賀研二・好楽・木久扇・三平・円楽・たい平」
これは「この世界には小遊三がいないので、泥棒色男キャラのポジションに羽賀研二が鎮座する世界」です。正座でアソコ挟まないと良いですけどね。
・出演者が左から「中村アン・石田ニコル・みちょぱ・木久扇・ゆきぽよ・藤田ニコル・森星」
これは「木久扇が(ダブルで)覚醒した世界」です。石田ニコルちゃんの着物の色はターコイズブルーですね。
・三平の着物がボロボロで、誰かが座布団10枚獲得した瞬間泣き叫ぶ
「これは、三平がタイムリープしてる世界」ですね。座布団10枚取るまでは目が覚めたら同じ日が続く世界です。
・大喜利の前の色物さんが仲井戸麗市
これは「司会が渋谷陽一の世界」ですね。
・2問目で昇太が「皆さんは香港市民です。私が中国政府になって香港での暮らしはどうですか?と聞きますから、何か返して下さい」という問題を出す
これは「作家に池上彰がついている世界」ですね。笑いにジャーナリズムを求める世界です。
・3問目で昇太が「山田さん、皆さんに例の物を配って下さい」と言って、山田君が臓器提供意思表示カードを配る
これも「作家に池上彰がついている世界」ですね。
・出演者が左から「三平・三平・三平・三平・三平・三平」で座布団運びが羊
これは、「クローン技術が良くない方向に流行っている世界」ですね。
・オープニングで昇太の周りの観客が全員ガスマスクをつけている
これは「笑点どころではない世界」ですね。
終わりでーす、ありがとうございました。